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投稿者: admin

ステロイド薬の使用を中止したい

2022.05.12

ステロイド薬の使用を中止したいへ

ステロイドの副作用については、世の中でも当たり前の様に知られていますが、ステロイドは、疾患によっては、投与することで病気の進行が抑えられ、通常の生活を送ることができ、現在でも重要な治療薬の一つと言えます。
但し、どの様な疾患であってもステロイドに代われる薬剤がある場合は、ステロイドの使用頻度を控えることが望ましい薬剤でもあります。


ステロイド薬は、一時的な使用に限ります!

ステロイドには、骨粗しょう症、感染症、糖尿病、胃潰瘍をはじめ多くの副作用があります。そのためステロイドを使用する際は、最大限の注意が必要です。
副作用を考えた上で、リウマチの治療薬としてステロイドを使用する場合は、使用期間を決めた上で使われるべき薬剤です。
以下の様に中止する時期を予め設定し、一時的の使用に限られます。

  • 症状が極めて高く、MTXや生物学的製剤などの効果発現までの期間限定
  • 妊娠・授乳中など他の薬剤を使用できない期間限定

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リウマチの寛解とは

2022.02.09

関節リウマチで同じ治療を続けられている方へ"

そもそも寛解の状態というのは、どの様な状態でしょうか。

自覚症状・他覚症状・検査に異常がまったくない状態

  • 関節の炎症
  • 朝のこわばり
  • 全身倦怠感
  • 理学所見での滑膜炎
  • X線上での関節破壊の進行
  • 赤沈・CRPなどの炎症所見がない状態のこと
日本リウマチ財団「診断のマニュアルとEBMに基づく治療ガイドラインP.64」より


また、関節リウマチには3種類の寛解があるといわれています。 寛解では、炎症がほぼ消失した状態の「臨床的寛解」、レントゲン検査上で関節破壊の進行がおさえられた状態の「構造的寛解」、身体機能の低下がない状態の「機能的寛解」の3つの要素がそろうことが大切だと考えられています。

寛解の定義

受診から寛解に至るまでリウマチ治療の流れ

診療は、問診、視・触診を行い、検査を経て関節リウマチと診断された場合は、治療を開始します。
3つの寛解の定義に基づき、関節リウマチでは以下の治療を行います。

  • 身体にある症状に出ている腫れ・痛みをとる
  • 関節破壊の進行をおさえる
  • 身体機能の低下を防ぐ

薬物療法、リハビリテーション、患者様の状態によっては、手術療法などの治療法を組み合わせて寛解を目指していきます。

リウマチ治療の考え方

関節リウマチの治療で基本となるのが、「目標達成に向けた治療(T2T:Treat to Targetの略)」という考え方になります。T2Tでは、明確な目標を定め、その目標に向かって患者様と当院の医師が協力し治療をしていくことを大切にしています。
また、T2Tの考え方は、以下の3つのポイントに注目し治療目標を立てます。

  • 関節リウマチの治療は、患者様とリウマチ専門医が一緒に進めることが大切です。
  • 治療のゴールは症状をおさえることだけでなく、患者様の生活の質を最大限向上させることです。
  • 治療直後の目標は、臨床的寛解(腫れや痛みがない状態)を達成することです。
リウマチ治療の考え方

リウマチ専門医は、寛解を目指し走る患者様の伴走者であると考えています。どうか受け身にならず、当院の医師と目標を共有し、積極的に治療に関わってきてください。

医師がどんなに頑張っても、患者様の治療への積極性が重要となります。患者様の治療への前向きなお気持ちやお薬の服用を守っていただくこと、リハビリを行っていただくこと、飲食や休息、睡眠などの日常生活などを含め、医師と一緒に「寛解」を目指した治療をしましょう!

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関節リウマチで同じ治療を続けられている方へ

2022.01.11

関節リウマチで同じ治療を続けられている方へ"

当院のリウマチ治療の目標は、
●リウマチになる前の状態に戻すこと
●普通に年を重ねていけること

です。

関節リウマチと診断されてから月日が経っていたとしても寛解を目指した治療をあきらめないでください。
関節リウマチの治療を開始されてから月日が過ぎていても適切な治療を行うことで「寛解」を得られる可能性があります。

「寛解」の可能性について

罹病期間が長くなっている患者様の場合、治療効果が低疾患活動性以上を得られない状況であっても、なんとなく同じ治療を継続されている方が多いかもしれません。
ですがリウマチの治療期間が長い患者様であっても、適切な治療を行うことで、Boolean(ブーリアン)寛解という状態を得られる可能性があります。臨床データに基づいて罹病期間が長い方の治療効果や休薬が示されています。

患者様の治療を最適化することで、「手が変形のため開かなかった状態であったのに手が開くようになり日常の色々なことが出来るようになった。」あるいは「車椅子での生活から解放された。」など、より生活の質が上がり、日常の作業が気軽に行える可能性があります。
罹病期間が長くなっている患者様も「寛解」に向けての治療を諦めないでください。

関節リウマチの治療目標は、Boolean(ブーリアン)寛解の先であるバイオフリー寛解(生物学的製剤を中止して寛解を維持する)やドラッグフリー寛解(すべての薬剤を休薬・中止した状態で寛解を維持する)につながり、最終的にドラッグフリー寛解の状態を維持すること(完治)となります。

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治療を中断してしまった方へ

2021.12.16

治療を中断してしまった方へ

関節破壊が進む前に、治療を中断の理由をお聞かせください。
どうか、治療を諦めないでください!

関節リウマチの治療をされている方が、今まで通院されていた医療機関ではなく、当院に受診されることが、しばしばございます。

治療の中断された理由は様々ですが、以下のことをお話しされる患者様がいらっしゃいます。


  • 来院してからの待ち時間が長く、体調が悪い状態なのに更に体調不良になり帰宅となる。
  • 医師からの説明がない。または説明がわからない。
  • 関節などの痛みや身体のこわばり、倦怠感がよくならず、治療の意味が分からなくなった。
  • 薬の副作用を考えると治療であるのに怖くなってしまった。 
  • リウマチの症状が軽くなり、痛みなどが軽減されたので、自己判断で治療を中断した。 など

治療を中断された患者様が当院を受診され、診療いたしますと関節が腫れて、痛々しい状態で、生活するのでさえも、大きなご苦労があったのであろうと想像いたします。
患者様のご家族や周囲の皆様も、患者様御本人が痛みや腫れで日常生活が困難な状態を見ていらっしゃるのは、お辛く忍びない思いではないでしょうか。

そして、非常に残念な状態ですが、リウマチ治療を中断していた間に関節が壊れてしまった患者様もいらっしゃいます。
リウマチ治療のご受診には、たくさんのご苦労や苦痛を持たれる方もいらっしゃいますが、どうぞ患者様ご自身の判断で治療を中断することはやめてください。

治療の諦めてしまわれる前に、どうか当院にご相談ください。
治療を止めてしまおうと思われた理由など、雑談からで構いません。治療を止めようと思われたことからお話しください。
継続できる方法を私たちと一緒に考えましょう。
患者様が治療を続けられるように、ご提案いたします。
患者様のお身体が少しでも楽にいられる治療のご提案や、気持ちのご負担にならない治療を一緒に考えます。

そして、患者様ライフステージに合った治療プランになるようご提案して参ります。
この少しでも楽に、少しでも気持ちの負担にならない、少しでも生活に合ったを集め、患者様お一人お一人に寄り添って参ります。

セカンドオピニオンを実施しています

当院では、セカンドオピニオンも行っています。
様々な理由で治療に迷いや、治療の継続が難しい状態になっている患者様のために、お気軽にご相談していただけるようセカンドオピニオンを行っております。遠方の患者様でも地元での治療が継続できる様、支援を行っております。

セカンドオピニオンを実施しています

  • 新たなリウマチ治療の提案が欲しい
  • 治療方針の見直しがしたい
  • 引っ越しで通院が難しくなった
  • 他院でのリウマチ治療に悩まれている
  • 新型コロナウィルスにより大きな病院への通院が怖い など

リウマチ治療を諦められてしまう前に、患者様に希望を持っていただける診療を目指しております。
リウマチ治療について、ご不安なことなどございましたら、何でも遠慮なくご相談ください。

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原因不明の関節症状がある方

2021.10.26

リウマチ

関節痛の原因が「関節リウマチ」でないことを確認しましょう!

原因がはっきりしない関節痛(関節の痛み、腫れ・違和感)が続いた場合は、早めに当院にご受診ください。 先ずは、リウマチ専門医に診断してもらうことが大切です。 関節が痛む疾患は多くありますが、関節リウマチは、特に早めに適切な治療を行うことで関節破壊の進行を防ぎます。

関節リウマチの代表的な症状「朝のこわばり」「関節痛」「関節の腫れ」

関節に原因不明の症状があったら「関節リウマチではない」と診断してもらうことが、とても大切です。

関節リウマチと同じような症状の病気は、他にもあり関節リウマチとの区別が難しい場合もあります。医療機関では、症状の確認だけではなく血液検査などを行い総合的に判断することで関節リウマチを診断します。

関節リウマチであった場合、早期発見・早期治療ができると関節機能を維持することができ、日常生活や家事・仕事への影響を抑えることができます。

診療に関するご不明な点などは遠慮なく何でもご相談ください。

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新型コロナウイルス抗体検査について

2021.10.01

新型コロナウイルスの抗体検査には2種類あります。
①従来からの新型コロナウイルス抗体検査(SARS-COV-2抗体)
自費診療 価格:5,500円(税込) ※過去に感染症にかかっていたかを調べる目的検査です。現在かかっているかを確定する検査ではありません。
2週間以内に発熱や倦怠感、体調不良(味覚障害、倦怠感も含む)のあった方は対象外となります。

②新型コロナウイルスSタンパクに対するIgG抗体(SARS-COV2-IgG S)
自費診療 価格:6,600円(税込) ※新型コロナウイルスワクチン接種後の抗体価を確認するための検査です。

詳細はこちらになります。

関節リウマチの治療

2021.08.31

処方箋

当院は、リウマチ専門医・指導医としての豊富な臨床経験を活かし、様々な患者さんに最適とされるリウマチ治療法をご提供します。

また武蔵境を含む武蔵野市や田無などからもバス一本で来院いただける場所にあります。朝に手がこわばるなどの症状がありましたら、まずはお気軽にご相談ください。

院長紹介 アクセス詳細

関節リウマチの治療について

関節リウマチの治療は飛躍的に進歩!

治療では、薬物療法が中心です。近年関節リウマチの治療は飛躍的に進歩しており関節リウマチはコントロールができる時代になりました。

メトトレキサートや関節破壊の抑制作用に優れる生物学的製剤を用いることにより炎症や痛みを抑えるだけでなく、病気の進行を阻み、関節の破壊を防ぐことを目標に治療を行います。 治療は、一般的に寛解(関節リウマチの病勢がコントロールされた状態)と呼ばれる状態を目標として行います。

当院では、過剰な治療にならないように、患者さん一人ひとりにあった目標を設定し、よりよい状態を目指して治療を行ってまいります。

なお、薬物療法やリハビリを行っても痛みが和らがない、関節障害のために歩行が困難になったなど、日常生活に支障が生じている場合は、手術療法を検討します。経験豊富な整形外科医師に紹介しております。

生物学的製剤 一覧

※点滴についてはご相談ください
※MTX:メトトレキサート
商品名 アクテムラ ケブザラ エンブレル ヒュミラ シンボニー シムジア オレンシア
一般名 トシリズマブ サリルマブ エタネルセプト アダリムマブ ゴリムマブ セルトリズ
マブベゴル
アバタセプト
作用対象 IL-6 IL-6 TNFα TNFα TNFα TNFα CTLA4
投与経路 皮下注射 皮下注射 皮下注射 皮下注射 皮下注射 皮下注射 皮下注射
投与間隔 2週毎 2週毎 週に1~2回 2週毎 4週毎 0,2,4週、以後
2~4週毎
1週毎
(初回のみ同日に
点滴製剤の
併用が可能)
MTX併用 単独も可 単独も可
併用が好ましい
単独も可
併用が好ましい
単独も可
併用が好ましい
単独も可
併用が好ましい
単独も可
併用が好ましい
単独も可

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リウマチの症状

2021.08.31

関節リウマチ

関節リウマチとリウマチ性多発筋痛症についてご紹介いたします。 ご自身で思い当たる症状がある場合は、是非、早めに当院までご相談ください。

当院長はリウマチ・膠原病の専門医であり、これまで数多くのリウマチ患者さんの診察・治療を行ってきております。

院長紹介

関節リウマチの症状

関節リウマチには初期症状がみられます。

主な症状は、朝方に手足の指関節がこわばる、あちこちの関節が痛む、しびれや痛みが手足にある、といったことです。これらの症状がみられた場合は、リウマチ外来を受診することをお勧めします。 関節リウマチの診断は、問診をはじめ、血液やX線検査などの結果を照らし合わせて、総合的に判断します。

関節リウマチと同様の症状を起こす病気(変形性関節症、痛風など)の可能性も考えれますので、早めにご受診されることをお奨めしています。 なお、関節リウマチと別の病気であった場合でも早期発見・早期治療が大切であることは同じです。

リウマチチェックシート

その他のリウマチ性疾患の症状

女性

その他のリウマチ性疾患としては、リウマチ性多発筋痛症があります。 この病気は、65歳頃から発症する患者が増加し、なかでも女性が多いことでも知られています。

症状としては、首や腕をはじめ、腰や太もものあたりが痛み、重く感じるようになるほか、全身がだるくなる状態が継続します。夜間や朝方に手がこわばるといった症状も出ますが、ただ関節リウマチとは異なり関節の腫れなどはあまり見られません。 五十肩(肩関節周囲炎)と症状が似ていることもあるので、きちんとした検査を受ける必要があります。

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リウマチチェック

2021.08.31

女性

当院長はリウマチ・膠原病の専門医であり、これまで数多くのリウマチ患者さんの診察・治療を行ってきております。

院長紹介

これらの症状が、1週間以上続いているかどうかも重要です。 以下にてご自身の症状をご確認ください。

  • 腫れた箇所が痛い
  • 朝しばらく関節が動かしにくい
  • 微熱が続く
  • 食欲減退
  • 体重減少
  • 貧血っぽい
  • ドアノブが回しにくい
  • 家のカギが開けにくい
  • 歯ブラシやお箸が使いにくい
  • 靴ひもが結びにくい
  • ハサミ・ホチキスが使いにくい
  • パソコン入力がしにくい
  • ボタンを外しにくい
  • リモコンが押しにくい

医師に伝えるリウマチ症状チェックシート

当院院長からご自身のリウマチ症状を伝えることが難しいというご意見を基に考えたシートになります。 患者様ご自身の症状を医師に的確に伝えるためのチェックシートページになります。 以下の項目をチェックしていただき診療の際に、医師にお応えいただくだけでも非常に有効な手段となります。

患者様ご自身の症状をご記入した状態で当院の医師にお見せください。

身体のこわばり

朝のこわばりはどの位の時間続きますか? 時間
目覚めると手がこわばる
身体がこわばりでトイレなどが大変である
身体がこわばりで洗顔などの支度が大変である
着替えがしにくい
食事など料理の準備がしにくい

痛み

1~10で表現した時にどれくらいの痛みですか?
重い荷物などを持つと痛い
ビンやペットボトルのフタ、ドアノブを回すと痛い
階段の登り降りが痛い
お風呂に入る時に痛い
痛くて眠れない

倦怠感

1~10で表現した時にどれくらいの倦怠感ですか?
夕方に倦怠感を感じる
だるくて動きづらい
だるくて力が入らない
身体が鉛の様に重い
だるくて寄りかかってしまう

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膠原病の治療

2021.08.31

当院は、リウマチ・膠原病専門医としての豊富な臨床経験を活かし、各々の患者さんに最適とされる治療法を提供します。

膠原病の症状に心当たりのある方は、お気軽にご相談ください。

院長紹介

膠原病の治療は、対症療法が中心で主に薬物の投与を行います。 病気を引き起こすリンパ球の働きを抑えたり、自己抗体が作られるのを抑えたりするのに有効とされているのが、ステロイド剤と免疫抑制剤です。

なお、膠原病の治療法は同じ病気であったとしても、患者さんによってそれぞれ異なります。

膠原病の治療方針

前述した様に患者様の状態により治療内容が異なります。 膠原病は、異常な免疫反応と炎症反応を抑えることを治療の基本とします。

膠原病 治療方法

病気を誘引する要素(遺伝、体質など)

  • 症状を出現させる環境因子の排除

異常免疫反応(自己抗体出現)

  • 免疫異常の抑制(薬の投与)
  • 抗リウマチ薬
  • ステロイド薬
  • 免疫抑制剤
  • 有害物質の除去
  • 血漿交換療法
  • 白血球除去療法

身体に現れる炎症(関節、皮膚など)

  • 炎症抑制薬の投与
  • 非ステロイド抗炎症薬
  • ステロイド薬

身体に現れる症状(関節、臓器)

(関節、臓器など)

  • 薬以外の治療
  • レーザー治療
  • 外科的治療
  • リハビリ

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