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骨粗しょう症

骨粗しょう症

骨粗しょう症とは、骨が弱くなり骨折しやすくなる病です。

骨の強さ(骨強度)の基準は、骨の量(骨密度)と骨の質で決まります。骨が弱くなるということは、骨の量そのものの減少や、骨の質が落ちていくことです。

丈夫な骨は、棒状の骨(骨梁(こつりょう))がしっかりと内側で結びつき合っていますが、骨粗しょう症になるとこの骨梁が細くなったり弱くなったりして、結果的に骨折しやすくなります。

骨粗しょう症の症状と原因

骨粗しょう症の症状

骨粗しょう症の症状

直接生命に関わる病気ではありませんが、骨粗しょう症による骨折がもとで結果的に介護が必要になるケースも少なくないため、充分な注意が必要です。

『以前より身長が低くなった』、『背中や腰が曲がってきた』、『背中や腰に痛みを感じる』などの症状は骨粗しょう症を疑わせるものです。気にかかることがありましたらお早めにご相談ください。

骨粗しょう症により骨折しやすい部位

骨粗しょう症により骨折しやすい部位は、背骨(脊椎椎体)、脚の付け根(大腿骨近位部)、手首(橈骨:とうこつ)、腕の付け根(上腕骨)です。

特に、背骨(脊椎椎体)の圧迫骨折を1ヶ所おこすと周囲の骨にも負担がかかることで連鎖的な骨折につながりやすく早期発見・早期治療が重要となります。

骨粗しょう症の検査について

骨の量を測る骨密度測定が主な検査となります。 目的に応じて測定機器は変わりますが、いずれも痛みなどは無く、お時間もかけずに安全に検査できます。

他の診療にご来院された際と併せて、骨粗しょう症の検査もされてはいかがでしょうか。 詳細や不明な点については、遠慮なくお問合せください。

骨粗しょう症の原因

骨は変わらずにあり続けるものではなく、活発な新陳代謝を繰り返しています。 『骨代謝』と言って、丈夫でしなやかな状態を保つために、古い骨は吸収され、新しい骨が産生されています。

そのため、骨のもとになるカルシウムの摂取量や、骨を作るホルモンが不足していると、作られる量よりも壊れる量のほうが多くなり骨量が減少していきます。

加齢によって骨密度が低下するのは、カルシウムの吸収を助けるビタミンDをつくる働きが弱くなるなどの理由があります。また、食事量や運動量が年齢と共に減るといった生活習慣の変化にも起因します。


ダイエットによる栄養不足

過度なダイエットによる栄養不足は骨粗しょう症の一因になり得ます。 特に、丈夫な骨をつくって骨にカルシウムを貯蓄する成長期の極端なダイエットは将来の骨密度に悪影響を及ぼします。


運動不足

運動量が少ない人も要注意です。骨に負荷がかかることで、骨をつくる細胞は活発になります。負荷の少ない(外出や運動の習慣がない)生活を送っていると、どうしても骨は衰えやすいです。適度な運動を生活の中に取り入れることが大切です。


喫煙、飲酒

喫煙や飲酒の習慣がある方は、骨粗しょう症のリスクが高くなります。 煙草はカルシウムの吸収を妨害します。女性の場合は、骨から血液中へのカルシウムの流出を防ぐ女性ホルモンの分泌を妨げるため、喫煙習慣のある女性は、骨粗しょう症にかかりやすい要因を持っている事にもなります。

お酒は適量であればさほど影響はありませんが、利尿作用があるため、いったん吸収されて体内に入ったカルシウムが排泄されてしまうこともあります。

骨粗しょう症の予防と治療

骨粗しょう症の予防

骨粗しょう症の予防

予防には、食事療法、運動療法、日光浴などがあります。 骨粗しょう症は「骨の生活習慣病」とも呼ばれており、生活習慣の改善によって骨密度の減少を予防することもできます。

骨粗しょう症の治療について

現在、骨粗しょう症の治療薬は多くあり、症状や病気の進行度に応じた多様な選択肢があります。これまで以上に骨密度増加が期待できる薬や、続けやすいように投与間隔や剤型(薬のかたち)に配慮したものもあります。

薬物療法の詳細についてはお問合せください。 また、骨粗しょう症の治療は、薬物療法と併せ骨粗しょう症の予防でも記載しました様に、生活習慣も見直すことが大切です。